ゴシック体・サンセリフ体
ゴシック体とは装飾がなく、線の太さが均一である特徴を持つ和文書体です。
印刷物の場合は見出しや強調したい箇所に用いられる場合が多く、
ゴシック体の中でも角や端が角ばったデザインの書体を「角ゴシック」、
丸みを帯びているデザインの書体を「丸ゴシック」と呼びます。
サンセリフ体とは文字の端にあるうろこのような装飾がなく、線の太さが均一な欧文書体です。
サン(sans)とはフランス語で「無い」の意味で、
セリフ(serif)は「うろこ」や「ひげ」の意味があり、
サンセリフ体は文字の端に装飾があるセリフ体と区別するために使われています。
ゴシック体・サンセリフ体は文字の面積の比率が大きく、
飾りが少ないカジュアルな形式で可読性が高く、
瞬時に視覚情報を伝えやすい書体です。
そのため、道路標識や新聞の見出しにも用いられる場合が多く、「
見る書体」とも言われています。